WordPressを初心者が構築!始め方の手順と必須作業

WordPressを自分で構築したいけど、何をすればいいの?
そんな方の為に、構築完了までに必要な作業をまとめました。
「WordPress導入設定代行は初期費用がかかるから自分で全部やりたい」という方の参考になれば幸いです。
サーバ契約
「インターネット上の土地」としてサーバを契約します。
ファイルの格納先となりますので、サーバが無ければ始まりません。
企業であればオンプレミス型で自社内サーバを構築する事も可能ですが、個人であれば他社構築のレンタルサーバーを契約するのが一般的です。
安いレンタルサーバーはありますが、Webサイト運用において稼働率は非常に大切ですので価格重視のサーバ選びは禁物です。
ご推奨のレンタルサーバーはエックスサーバーとなりますので、特別な理由がない限りこちらを契約する事をオススメします。
ドメイン取得
「インターネット上の住所」がドメインです。
お名前ドットコムやバリュードメインに登録後、購入します。
.comや.netや.xyzなど、使用されていない文字列のドメインであれば自由に取得できます。
DNS設定
サーバとドメインの準備ができたら、2つの関連付け作業を行います。
ドメインを取得しても、DNS設定を行わなければサイトを表示する事ができません。
SSL/TLS対応(https)
クライアント(PC)とサーバ(Webサーバ)の通信セキュリティの観点から今はSSL/TLS対応は必須です。
http://とhttps://の両方みたことがあるかと思いますが、後者はデータ通信内容が暗号化されている状態です。
SSL/TLS対応をする事で通信データの機密性が保たれ、情報の漏洩を防止できます。
逆に言えばhttpの状態のままだと、常に通信内容を誰かに見られてしまうリスクを抱えている状態となります。
Googleのサイト評価における指標として「httpsである事(SSL化)」は明言されていますので、セキュリティだけではなくSEO視点でも必須と言えます。
WordPressインストール
「インターネット上の家(骨格)」がWordPressです。
WordPressは、Webサイトの運用を容易にするためのツールです。CMSと呼ばれ、CMSは無料/有料含め数多くあります。
その中で、WordPressは世界的に「CMS=WordPress」と言われるぐらい圧倒的なユーザ数を誇ります。
誰でも使えるオープンソースソフトウェアである事、カスタマイズ性、豊富なテーマ・プラグインなど理由は様々ですが、初心者から上級者までユーザ層を問わず使いやすい事が圧倒的なシェアを誇る最大の理由です。
今はWordPress運用に際し困った事があれば「Google検索すれば誰かしら回答記事を書いてくれている」という状態です。
「ユーザが多い=情報が多い」ので、導入だけではなく運用中でも不安なく使えるのも大きなメリットです。
テーマインストール(無料/有料)
「インターネット上の家の装飾(デザイン、配置など)」が、テーマです。テンプレートと言った方が分かりやすいかもしれません。
WordPress用のテーマは世界中で様々な技術者が作成しているので、その数は数えきれません。
有料で販売しているテーマもあれば、無料で公開されているテーマも数多くあります。
有料だから良い、無料だから悪いという事ではないので自分の好みのテーマを選びましょう。
採用したテーマにより、基本的なデザイン・配置などは決定する為、自分のサイトイメージに合致したものを選びましょう。
タイトル設定
当サイトであれば「OneStep(ワンステップ)」がサイトタイトルです。
ブランド名やサービス名をタイトルにすると、キーワードを含めていない為SEO視点ではあまりオススメしません。
通常のブログなどであれば、キーワードを含んだタイトルにすると良いでしょう。
「ブランドイメージを認知してもらい指名検索にて流入させる」など長期運用を前提とするなら、会社名などを付けるのも良いかと思います。
ヘッダー画像
当サイトの場合、WordPressのロゴを配置しています。
訪問者が「●●を扱っているサイトだ」とすぐに把握できるよう画像で訴求します。
アニメ風の画像にするのか、硬派な画像にするのか、サイトのイメージが大きく変わる箇所となるので慎重に選ぶ必要があります。
プラグイン設定
WordPressをインストール後、「申込フォームを作りたい」「サイトの更新情報を通知したい」など追加機能を実装する為に使用するのがプラグインです。
プラグインはテーマ同様、様々な技術者が日々作成しています。
申込フォームの作成以外にも、目次作成、投稿エディタ、ユーザ行動の可視化、サイトマップ生成、SEO対策のオールインワンパッケージなど数え切れないほどのプラグインがあります。
プラグインのおかげで、自分でソースコードを改変しなくても自由に追加機能を実装する事ができます。
ただし、プラグイン導入の数に比例しウイルス感染などのセキュリティリスク(脆弱性)は増加し、さらにサイト表示速度も遅くなります。
プラグインは便利なツールですが、可能な限り厳選し、必要最低限のものだけ導入する事が大切です。
パーマリンク設定
https://hogehoge.com/●●●●
上記URLの●●●●部分のパターンはWordPressの初期設定項目で決める事ができます。
日付、記事タイトルなど自由に設定できますが、日本語パーマリンクはご推奨しません。
ツイッターなどで記事が拡散された時など、日本語ではURL表示されず、文字数の多いアルファベットとして表示されます。
URLは長すぎるとクリック率は下がりますし、理想は記事内容がわかる文字列にすると良いでしょう。
ファビコン設定
スマホでお気に入りのサイトを「ホームに登録」した際、何かしらの画像アイコンとしてホーム画面に表示されているかと思います。そちらがファビコンに当たります。
PCだとタブ部分に小さな画像が表示されているのを見たことがあるかと思いますが、そちらがファビコンです。
ファビコンの有無でアクセスが増加したり、成約率が著しく向上するといった劇的な変化はありませんが、サイトの信頼性向上としては「あった方が確実に良い」ものではあります。
SNSボタン
Webサイトの記事を更新するだけでも数ヵ月後のアクセス流入が望めますが、以前と比べ現在はSNSからの流入比率が高くなっています。
TwitterやfacebookなどのSNSによる拡散力は、ここ数年で劇的に向上しています。
Google検索、Yahoo検索などによる自然検索のみをターゲットにするのではなく、検索エンジン以外の経路からのアクセス流入施策としてSNSボタンは設置しましょう。
WordPressテーマのデフォルトの機能として、SNSボタン設定が含まれているものが多いです。
申込み/お問い合わせフォーム作成
ビジネスとしてWordPressサイトを運用する場合は、お申込みフォームは必須です。
例え趣味ブログだとしても読者様との接点を持つために、お問い合わせフォームを設置する事をご推奨いたします。
「Contact Form7」というプラグインにて誰でも簡単に実装できます。
プライバシーポリシーページ作成
個人情報を収集するサイトの場合、その取扱い方法などを記載したプライバシーポリシーページの作成は必須となります。
全てのウェブサイトに必要なものではありませんが、フォームを設置するなどして個人情報を収集する場合は必ず作成しましょう。
サイトマップ生成
サイトにどんなページがあるのかを示す、サイトの地図としての役割を果たすのがサイトマップです。
訪問者用のHTMLサイトマップと、検索エンジン用のXMLサイトマップがあります。特に重要なのは後者の「XMLサイトマップ」です。
XMLサイトマップを生成する事で、検索エンジンにサイト内容を伝える事ができます。
クローラーの巡回作業がスムーズになり、投稿記事が評価されやすくなります。
なお、こちらもプラグイン「Google XML Sitemaps」などで簡単に生成する事ができます。
生成したサイトマップは、Googleサーチコンソールへも関連付けする事をオススメします。
コメント設定
コメント欄は読者との接点を持つ事が出来る為、上手く使えば有効なツールになります。
ただし、条件を付けずにすべてのコメントを承認すると大量のスパムデータを取り込むリスクを抱えます。
全て開放するのではなく管理者による承認設定を必須にしたり、必要でなければコメント欄は閉じたりと初期設定をしましょう。
カテゴリー作成
「●●に関連した記事」と投稿記事を整理する為に、事前にカテゴリーを複数に分ける事をご推奨します。
当サイトだと「WordPress」「SEO」などカテゴリー分けしています。
カテゴリーを分ける事で、読者にどんな内容の記事なのかだけではなく、サイトの情報が整理される事でSEO的にも良い作用を与えます。
また、パーマリンク設定で「カテゴリー名」を入れる事もできます(●●●●の部分がカテゴリー名となる)ので、必要であればパーマリンクにて設定しましょう。
https://hogehoge.com/●●●●/xxxxxxx
まとめ
WordPress構築の知識がない方にとっては、非常に骨の折れる作業かも知れません。
ただし、昔に比べ構築しやすい環境は整っているので不可能な作業ではないかと思います。
「WordPress導入設定にお金は掛けたくない」「自分で構築したい」という方は、当サイトを参考に構築して頂けますと幸いです。
「無理だな(笑)」と感じたら、OneStepをはじめとしたWordPress導入設定代行を利用頂ければと思います。
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